移住者インタビュー

*「子育ても終わり、夫婦で田舎暮らしを楽しみたい!」「子供たちを自然の中で育てたい!」「海のそばでマリンスポーツを満喫したい!」「自給自足の生活をしたい!」「古民家に住みたい!」
色んな夢を持って、この房総に移住して来た方、セカンドハウスを持たれた方に、購入前、購入後の暮らしぶりなどをインタビューしてみました!

トモ長谷川様 章子様

今回のインタビューは日本を代表する銃器・ナイフの写真家として有名なトモ長谷川様そして奥様の章子様!

共に大学時代に建築学科で日本家屋を専攻しパッシブソーラーハウスの研究もしていたので、田舎暮らしをするなら「古民家」で暮らしたい!しかも昔ながらの里山を背負い本格的な古民家暮らしができる物件!
その思いをつらぬくために、長野や山梨などに直接出向き物件を探し回ってた頃に当サイトに出会い、ついに敷地三千坪超え山付きで、その昔、大多喜のお殿様も立ち寄ったことがあるという立派な長屋門が付いた由緒ある古民家を、この房総で見つけたのでした!

フロンティアスピリットにあふれるお二人の話は、一般の人には少しハードルが高いかもしれませんが、実際に古民家に暮らしながら色んなことを体験されたお二人なので、参考になるお話もたくさん。古民家暮らしを夢見る若い世代にぜひ見て欲しい!そして機会があれば直接お二人の話を聞いて欲しいと思えるインタビューとなりました。

トモ長谷川様 章子様
年代
40代
ご家族構成
夫婦 子供一人 猫10匹 鶏7羽
ご職業
写真家・ライター・デザイナー・プロデューサー
どこからの移住ですか?
東京 東久留米市
現在お住まいの地域
長南町

Q1.田舎暮らしを始めようと思ったきっかけは何ですか?

ひきがねになったのは「DASH村」です(笑)
そっか~日本でも、こんな暮らしができるんだ!ってね。でも、根本はアメリカでの生活がありますね。

大学の頃から射撃演習や試合のため、(トモ氏は競技射撃選手としても有名)毎年3カ月から半年間ネイティブアメリカンの遺跡が点在し、ヨセミテの雪解け水が流れる広大な原野で生活をしていました。イメージとしてはまさに「大草原の小さな家」のような生活です。
実は、僕はシティボーイで虫とか全然ダメなタイプだったんです(苦笑)でも自然の中で鉄砲を撃つためには虫がイヤなんて言ってられなくなって、、当時、牧場の納屋を借りて暮らしてましたからね!ネズミだって出る!そんな大自然に囲まれた生活をして東京に戻ると、焚火もできない、駐車場でハンバーガー食べてるだけでハンバーガー臭いと文句言われる!周りに気を使いながらの生活は息が詰まり、人間が息を殺して生きる息遣いまでが聞こえるような気がして、、、

それで「DASH村」を見て、そうか日本でも自然の中で暮らせるんだ!ってね。
それに日本の田舎暮らしはほどよく隔絶されていて、ほどよく何でもありますからね。アメリカの田舎暮らしに比べれば全然快適です。

それと当時は日本中どこに旅するのでも、古民家の宿に泊まり歩いていたので、古民家で生活したい!と思ってました。

※参考までにDASH村(ダッシュむら)は、日本テレビ系列で放送されている『ザ!鉄腕!DASH!!』の1コーナーの舞台となっている地域(番組内の設定では「村」)の名称。人の生活できる村づくりを目指し、TOKIO5人が地元の人などの協力を得ながら、民家の再生や農作物の栽培、動物の飼育などに励む企画に発展。現在では、昔ながらの古き良き山村を忠実に再現する企画となっている。

Q2.房総を選んだ理由は何ですか?

物件ありき!です。(笑)
当時、(12年ほど前)田舎暮らしの本とか見たり、物件があるかないかもわからないのに、直接長野や山梨の不動産屋をたずね、古民家がないか聞いてまわりました。そんな時に「房総ねっと」のホームページに出会ったんです!
びっくりしました!こんなに古民家に詳しいホームページがあるなんて!!東京で仕事をしてましたから、そうそう山梨や長野に行ってられない。そんな時にホームページで古民家が探せるなんて驚きでした。それでアラタさんに案内してもらって、何度も見て決めた方が良いですよ。とアドバイスされたんですけど、、この環境に一発で惚れ込んでしまったんです。
隣家が遠く、迫ってきてない。家の裏に里山があり、菜園も付いている。そしてその山を歩くと横穴墓まである!(実は敷地内に誰のかわからない古い墓地まである。)
人がここに長い間生活してきたという歴史を感じる環境はネイティブアメリカンの遺跡が点在していたアメリカを彷彿させました。

Q3.購入前と購入後での生活の変化は?

良いことだらけですよ!住むべき環境が整っているというか、、もしこの環境を東京都がお金をかけて造るとすればいったいいくら予算がかかって何年かかることやら。。

人が都会に群れる意味がわからないです。都会で暮らしていると息が詰まり、ストレスで気が狂うのがよくわかります。それでも人と関わっていたいと思うんでしょうね。田舎だとやる事が多すぎて人と関わっているヒマがない(苦笑)
それと東京ではお金の交換でしか刺激を味わえないけど、田舎じゃお金を出さなくても味わえる。まさにプライスレスの幸せ(刺激)を感じます。なのでお金は、あまり価値がないという事に気付きました。
たとえば、薪ストーブ!密集した都会じゃ絶対無理です。古民家で暖を取るのはこれが一番だと思うのですが、近所に家がないからこそ、これだけ煙も出せる。焚火だって思い切り楽しむことができるんです。
あとは庭で食事ができる幸せ!ある日友人を招いて庭で食事をしていた時に、枝豆のさやをどこに捨てたら良いのか友人が迷ってたんですね。それで「どうせ土に帰るんだからその辺にテキトーに捨てて!」と言ったんです。でもなかなか捨てることができない(苦笑)ところが、、思い切って捨てた瞬間に何かが吹っ切れたようで、、、ついに田舎に移住してきましたよ(笑)
こんなお金のかからない、なんでもない日常に刺激や幸せを感じることができるんです。

近所の集落のつきあいも初めは縛りが強いんじゃないかと心配してましたが、家族みたいになってきて心地よいんです。近所のおばあちゃんに、この地域の伝統食を教えてもらったり、、それとこの地域のお葬式がすごくいいんです。東京に住んでた頃はこんな形式だけの葬儀ってやる意味あるのかな?って思ってたけど、ここでは田んぼのあぜ道を練り歩く「野辺送り」があって、集落のみんなで故人を偲びながら半日かけて和紙や竹を使って野辺送りで使う葬具の準備をするんです。そんな暖かいお葬式に出会って、こんなお葬式なら良いなって。。

面倒見の良い近所のおじいちゃんから「一家の主なら、これくらいできないと!」と言われ年神様の作り方をやしめ縄つくりも教えてもらいました。生活に密着した祭りというのが、まさに、生きものらしくなった!というか、、四季を感じますね。今じゃ一宮町の玉前神社のしめ縄も僕らが作っているんですよ。都会暮らしじゃまず四季を通じた年中行事なんて味わえないですよね。


Q4.田舎暮らしで、チャレンジしたことは? また、これからチャレンジしたいことは?

最初、集落の集まりに料理を持ってったんです。ところが、独身者で料理を持ってこれない人もいるので、気を使うから持ってこないでと注意されたんです。それでも、まあ良いじゃないですか~。間違って持ってきちゃったし。。楽しくやりましょうよ!という感じで毎回持ってったんです。そしたらそのうち受け入れられちゃって、集会所に材料持ち込んで、、新しい移住者巻き込んで、紹介して、すっかりこの集落の集まりのシェフになっちゃいました!「次は何作るんだい?」なんて期待されちゃって(笑)楽しければ地元の人たちも古い慣習を捨てて変わるんだな~と実感しました。

チャレンジしたいことは、田舎暮らしに必要な知識を伝えるような仕事、「田舎暮らしアドバイザー」のようなことをしたいですね。
たとえば、山の管理の仕方とかは「田舎暮らし交流会」で出会った友人のおかげで草の刈り方から木の伐り倒し方まですべて習得しました。だから山の道具はこれだけあれば大丈夫!とかアドバイスもできる。あとは古民家も自分たちでリフォームしてきたので「DIYアドバイザー」とかもやってみたいですね。
田舎暮らしって災害にも強いと思うんですよ。食べ物も自給できるし火も起こせる!だからスーパーやコンビニがなくなったとしても、生活できる。人間的に強くなれると思うんですよ。なので子供たちにワークショップなどを通じてナイフや火の扱い方を教え、自活力を育てたいですね。
あとは、長南町に住む大勢のアーティストと結集して、もっともっと長南町を盛り上げて行きたいです!芸術家は発想が豊かで視点が面白い!なので共に長南町を活性化して長南町の価値観を見出していきたいです。

Q5.これから移住される方、セカンドハウスを購入される方へのアドバイスをお願いします。

住んでから考えろ!と言いたいですね。あとは無駄なリフォームはいらないからリフォームは後で良い!
大改築を最初にすると長く続かないんです。住みながら改築した方が喜びが大きいし自分たちの生活にあったリフォームができる。なので水回りさえしっかりしていればどうにでもなります。リビングやダイニングは庭でも良いんですから。
色々情報を詰め込みすぎてガチガチになるより、実践してみるのが一番!

都会は中に目が向いていると思うんですよ。でも田舎は外に向いてるんです。
ミニマイズされ、いかに現代文明とハイブリットさせるかが問題です。別に不便な暮らしをする必要はないので、、、
それに東京都が生み出せない素晴らしい住環境がここにはあるんです。いくらお金があっても身体と精神が健康じゃないと幸せにはなれない。
田舎にはお金に頼らない豊かな暮らしがあり健康が一番と感じることができます。
地域に溶け込んで、暮らしそのものをいかに楽しむかが一番ですね。楽しけりゃみんな動くんです!

当サイトの「第二回古民家交流会」「第13回田舎暮らし交流会」「第24回田舎暮らし交流会」の開催地にもなった長南町の長谷川邸。

夫婦でギャラリー「プロジェクト長南」という『協働交流サロン』の立ち上げに関わり長南町の町づくり地域活性化イベントでも活躍しています。

長南町の良さをもっと発信するため、そして自然豊かな田舎暮らしの良さを伝えるため、これからのお二人の活動がとても楽しみです。

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